エンターテインメントから工業利用まで、プロジェクションマッピングの活用・運用をお考えの方へ
情報表示用のデジタルサイネージから、センサーを利用したインタラクティブ要素などをお考えの方へ
VRHMD用コンテンツからプラットフォームを利用した360度ムービーを活用したPRをお考えの方へ
今回の求人・採用の計画に当たり、弊社の採用条件が大きく相場とズレていないかという事と他社と比較してベンチマークしてから採用・求人媒体へ出稿しようと思い、名古屋勤務の会社のWEB制作会社・大手代理店・印刷会社などの競合他社の待遇を分析してみました。
大きく、上場企業のデザイン・制作部、非上場の大手企業、同規模の会社、自社が競合認定している会社、もう少し規模が小さい会社の5つのカテゴリーに分けて情報を集めました。分析した結果は以下の通り
大体ベースの給料は同じ程度ですが、年間ベースにすると弊社よりも報酬は高い印象。おそらくはボーナスで大きな差が付いているものと考えられます。その他のイメージとしては、アッパーで提示されている額が月額50万円を超えるなどといった傾向がありました。そもそも業務内容と利益を上げる構造が違うことを思い知らされる内容となりました。福利厚生もかなり充実しておりいて素晴らしい。現状ではまるで敵いませんが、この領域を狙う方々は、弊社のリクルートとは競合はしないと思っています。ただ目指すべき所という意味では会社を改善していき、こうした待遇で求人ができるようになるというのは一つの目標にはなりますね。
年収ベースはほぼ同程度となっており意外な結果でした。年間休日を考慮するとひょっとしてアイデアクラウドの方が待遇が良いのではと感じる部分もありますが、安定感やブランドなどでは全く及びません。会社選びは見かけの給与だけでは無く、安定性・継続性・社会的なステータスなども影響してくるため、見かけ同程度に見えますが、求職者から見た時、やはり及ばない部分があるなと思えます。
まったく同程度という所と、少し負けているなと感じるところもあり、半々ぐらいの印象でした。下限は決めており、経験者は別途相談という形だったり、下限が高い代わりに、実務経験◯年以上とある程度条件を縛っていたりという会社も多かったです。この規模の制作会社は即戦力が欲しい!というのがよく分かります。ただ人も欲しいので門戸は広く、だけどできれば経験者という所は全く同じだなと感じました。
あまり公表しておらず、すべて面談や前職を考慮という形でした。ここが一番参考になると思ったのですが、だいたい同じラインにいる会社については、目安値を公表せずという形となっていました。
アッパーは同じぐらいで、下限がもっと下からスタートするといった印象を受けます。制作会社の苦悩がにじみ出てくるのが、数字を見るだけで分かります。クリエイターなどは基本的にはポテンシャル採用となり、見込みで賃金を払っていく、そしてうまくいくかどうかはわからないとなると、下限を引き下げるというのは経営者側からするととても良くわかります。
アイデアクラウドの求人条件と比較して、良い所もあるなという印象でした。ただ、仕事の質や求められるクオリティ・仕事の責任などを考えると、見かけの数字だけでは測れない部分もあるため、応募者からの見た目は今後、直接面接に訪れていただいた方にもヒアリングしてPDCAを回していければと思います。
上を見れば切りが無くて、当然同じく下を見ても切りがありません。アイデアクラウドとしては、良質なクリエイターを募集していくために、今回の採用では、平均値よりもちょっとだけ上を目指して採用条件を提示させていただくように致しました。もちろん社内の既存のスタッフとのバランスを考慮した上の数字とはなりますが、最大限経営側が許す条件としたつもりです。
豊かな暮らしや自己実現のためにはベースお金はとても大事ですが、弊社としては見かけの数字よりも、仕事の姿勢や目指すべき方向性に共感して頂ける方からの応募を獲得すべきだと思っています。お金は所詮お金。そちらで選ばれると、会社の状態が良好なときは良いですが、踏ん張りが効かなくなる可能性は大いにあるなと感じています。
上記の事を達成していくために、その理念や想いを十分に感じてもらえるサイトやツール・ブランドの確立に今後も進んで行ければと考えています。
その他の、求人・採用活動については「小さなWEB制作会社の求人・採用活動で行ったことのまとめ」にまとめておりますので、同規模の会社様で採用に迷われている方は是非ご覧ください。
photo by CC0 Public Domain
イベントプロダクション・グラフィックデザイナーを経て、2010年3月に株式会社アイデアクラウドを設立。近年、WEBから得た技術をベースに、プロジェクションマッピング事業をはじめとした先端事業をスタート。